クラウド会計ソフトを検討するにあたり、どれがいいのかを比較してみました。比較する会計ソフトはMFクラウド会計、freee、弥生クラウドサービスの3つです。
MFクラウド確定申告 おすすめ | freee | やよいの青色申告オンライン 人気 | |
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料金 | 864円/月 9,504円/年 | スターター 1,058円/月 10,584円/年 | セルフプラン初年度無料、2年目から8000円 |
ユーザー数 | 3ユーザー(追加は1ユーザーにつき300円/月) | 3ユーザー(追加は1ユーザーにつき300円/月) | 1ユーザー(追加は1ユーザーにつき8,640円/年) |
その他 | レシート取り込みアプリを提供 | レシート取り込みアプリを提供(スターターは月5枚までの制限あり、上位プランは1000円アップ) | レシート取り込みアプリを提供 |
税理士事務所の展開に積極的 | 白色申告版あり | ||
上位版は電話・メール・チャットサポートが充実 | |||
老舗でシェアno1 |
やよいは青色申告と白色申告に対応しています。
目次
【徹底比較】おすすめで安いクラウド会計ソフトとは!?
クラウド会計ソフト料金比較表(個人事業主の青色申告と法人)
新たに表を作成し、こちらに詳しくまとめなおしました。

クラウド会計ソフトの料金の比較
まず、値段比較をします。有料プランは次のとおりです。ユーザー数によっては経理の人と共有も簡単でしょう。
- 「MFクラウド確定申告(MFプレミアム)・会計」は8800円/年(3ユーザー)。法人は年間19800円/年
- 「freee」は年間9800円/年(3ユーザー)。法人は年間19800円/年
- 「弥生クラウドサービス(青色申告)」は12960円/年(1ユーザー)。
法人は年間セルフプラン28080円/年、ベーシック32400円/年(仕訳や経理業務の相談あり)
無料版は初期費用無料や基本機能無料のものが多いですが、 仕分け数が少ないため、実質テスト用と考えるといいでしょう。この数の仕訳に収まる人はほぼいないのではないでしょうか。。うちも1ヵ月あたり最低50~100は使いますね。
各社、キャンペーンをやっている場合もありますが、 この手のものは継続的に使うものなので継続料金でみるのが事業主なら基本かも。
クラウド会計ソフト「マネーフォワード」(確定申告・個人事業主版)
やよいは青色申告と白色申告に対応しています。
クラウドサービスの内容比較
インターフェイスに多少、違いはありますが、税務に必要な項目は決まっているため 各社ともそれほど違いがあるわけではありません。会計ソフトは差別化が難しい商品で、機能差はいたちごっこである場合が多そうですね。ただ、やはりいくつか違いがありますので、どこに差があるのかをみていきますね。
MFクラウド会計のインポート機能が、クラウド会計ソフトの中で、1番充実しています。
- 銀行やクレジットカードにはもちろん対応
- a8などアフィリエイトASPに対応
- クラウドワークスなどのクラウドアウトソーシング(ネット外注)に対応
- Paypal対応
- アマゾン・楽天対応
- PASMO(パスモ)やSuika(スイカ)など交通費に対応
アフィリエイト収入があるブロガーやクラウドアウトソーシングを利用する個人事業主、海外からの輸入をやっている人、交通費の精算を簡単にしたい人におすすめです。 あと、とにかく継続的に使うため1円でも格安な価格で使いたい人。
クラウド会計ソフト「マネーフォワード」(確定申告・個人事業主版)
freeeは仕訳が初心者でもわかるようにあっていて、まったくわからない人におすすめ。
弥生はパッケージですでに弥生を使っている人は慣れているからよさそうです。仕訳のことなぐぐるのではなく、電話で教えてもらいたい人。
クラウド会計ソフトの個別紹介
クラウド型会計ソフト「MF(マネーフォワード)」の評価と他社ソフトの比較
クラウド会計ソフト「マネーフォワード」(確定申告・個人事業主版)
MFクラウド(マネーフォワード)確定申告と会計の特徴をまとめていきます。
- 銀行、クレジットカードはもちろん、アフィリエイトASPとの連携、Amazon、楽天の経費、ランサーズやクラウドワークスの外注費がインポート。
- 有料プランは個人事業主が月額800円と最安!
- 法人は月額1800円と最安!
- 個人事業主向けの「MFクラウド確定申告」と中小法人向けの「MFクラウド会計」の2種類あり。
- 「MFクラウド確定申告」と「MFクラウド会計」は料金が違います。
「MFクラウド確定申告」は基本機能が無料です。制限のないプレミアムプランも月額800円になっているのに対し、「MFクラウド会計」(中小法人様向)は月額1800円。なので、法人でない人は「MFクラウド確定申告」を使いましょう。 - 確定申告や会計・経理業務を可能な限りオートマティックを目指したソフト。
- 銀行やカードの口座情報を登録すると、毎日自動で入出金データを自動取得。
- Amazon、楽天に対応(Amazonは出品者アカウントも登録OK)。
- 領収書・レシート読み込むアプリに対応。
- 日別内容別など様々な視点から情報を整理。
- クラウドワークス、ランサーズなどのクラウドソーシングサービスに対応。
- A8、もしもドロップシッピングなどのアフィリエイトサービスと連携(人気のアフィリエイトBは残念ながら対応していません)。
- Paypal対応(外国為替の取引は取引日の為替レートで適用。これ手動でやると面倒なんですよね。)
- パスモやスイカなど交通費に対応(読み取り専用のアプリがでています。ログインすれば同期します)
- 取得した入出金データは文言を元に半自動で仕訳できます。
- さらに仕訳学習機能がついていて、一度登録した仕訳を覚えます。
- 鑑定科目をぐぐって調べることがなくなるかもしれません。
- 決算書の自動生成。
- 個人事業主なら「確定申告書B」、「青色申告決算書」の自動作成(法人は会社法に対応した決算書類になります)。
- 弥生会計やfreee(フリー)など、他社会計ソフトからのデータが簡単にインポート。
- MFクラウドはCSVのエクスポートに対応。MFクラウドに不満をもったら乗り換えもできます。
- 導入後も電話サポートあり。
- 見積・請求書管理機能を使えば、請求書発行とともに売掛金管理を開始し、登録した銀行口座に入金があると、即座に照合を行い、入金消し込みを自動で行います。
- 万が一、期限までに入金されない場合は、アラートがあがります。
- この機能により、これまでエクセルや人力でチェックしていた手間を省けます。
- 家計簿や請求書のソフトもだしています。あわせて利用してもいいかも。
- MFクラウドのユーザー数は、40万人以上です。
- 株式会社マネーフォワードが運営。
クラウド会計ソフト「マネーフォワード」(確定申告・個人事業主版)
マネーフォワードは金融系エンジニアがしっかりと固めています。IT関連者はご存知かもですが、金融系エンジニアはセキュリティ面でできるエンジニアが多いんですね。個人的に知っている人も手堅い仕事をしますね。まあトラブったら大変ですからね。ゲーム系もいけているプログラマーが多いですね。
ソースhttps://moneyforward.com/engineers_blog/2014/07/15/%E3%80%90%E7%A4%BE%E5%86%85%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%80%91%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%8B%E3%82%A2/
クラウド型会計ソフト「freee」の評価と他社ソフトの比較
freee (フリー)の特徴をまとめていきます。
簿記の知識がない人でも使える初心者向けで仕訳すらよくわからないという人におすすめです。 まず、MFクラウド会計ソフトを使った方がいいかもしれませんが、MFクラウド会計ソフトが自分にはあわないという人 がいるかもしれません。freeeは鑑定科目が非常にわかりやすいです。 たとえば、「飲食費」を選択するとき、飲食費に関連する仕訳項目がでてくるからなんですね。
- freeeのユーザー数は、35万人以上です。
- 銀行やクレジットカードなどのインポートに対応。
クラウド型会計ソフト「弥生クラウドサービス(Yayoi)」の評価と他社ソフトの比較
弥生クラウドサービスの特徴をまとめていきます。
すでに弥生会計を使っている人は、クラウド番も弥生でもいいかもしれません。 慣れているため、いちいち覚えなくていいから。
パッケージ版の弥生青色申告はなんだかんだ買い替える必要がでてきます。 だってら、クラウド版でいいじゃないかと。買い替える手間も必要がありません。
あと、サポートが手厚いです。 電話サポートがソフトの使い方だけではなく、仕訳までOKなところが特徴的な点です。
- パッケージ時代(デスクトップ版)から会計ソフトで1番シェアが大きい弥生です。
- 税理士事務所でもほとんど弥生と聞いたことがあります。
- パッケージ時代は3人に2人が弥生と言われていたがクラウド時代はどうなるのでしょう。
- 無料体験版(最大2か月0円)
- セルフプラン(8640円/年)→初年度0円キャンペーンあり
- ベーシックプラン(通常12960円/年)→初年度半額6,480円のキャンペーンあり
- かんたん取引入力モードあり(日付や金額など白色申告に必要な入力項目だけのモード)
- 銀行明細・クレジットカードなどのデータをインポート&自動仕訳。
- 確定申告書が手順通りやればかんたんに作れます。
- サポートが充実。ベーシックプランではメールだけではなく、電話サポートあり!!
- 操作方法はもちろん、仕訳相談や確定申告、経理業務のことが聞けます。
- やよいのユーザー数が4万9415以上のようです。ただし、有料ユーザーです。
トータルでは登録ユーザー数が4万9415、有償プラン登録ユーザー数が3万789、確定申告書類作成完了ユーザー数が1万6009となった。
“会計業務の究極の効率化へ”、自動化機能で利用者を支援するクラウド版「弥生会計オンライン」 – クラウド Watch
白色申告は個人的におすすめしません。10万円控除よりも65万円控除できる青色申告を目指しましょう。どうせそのうち青色申告にする人が多いです。移行する手間もあるため最初から青色申告がおすすめです。とにかくもったないので…。
クラウド型のためサーバー上にデータがあるため、当たり前ですがMacでWindowsでもiPadなどのタブレットいずれからでもアクセスできます。また、PCトラブルに巻き込まれません。
各々好みはあると思いますので、それほど価格差もないため、すべて試してみたらいいでしょう。個人的にはMFクラウドから試すといいかも
クラウド会計ソフト「マネーフォワード」(確定申告・個人事業主版)
クラウド会計ソフトのシェア比較(crewやネットde記帳はどうなの?)
クラウド会計ソフトのシェアはこちらです。
昔からのブランドのせいか弥生を使っている人が多いですが、税理士事務所で導入が進んでいるのはMFクラウドのようです。
会計ソフトはずっと使うものであり、乗り換えには手間がかかります。そのため、シェアが少ないcrewや全国商工会連合会の「ネットde記帳」は個人的にはちょっと微妙ですね。料金も特別に安くはありません。「ネットde記帳」は31,500円/年で管理画面も現在のITっぽくなく、かなり昔のソフトウェアという感じです。crewは980円/月、法人は1,980円/月です。
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