諸事情により海に面した市町村に引っ越すことになりました。同じ市でも場所によりだいぶ違うため、どこに住むかを決めるまでの覚書になります。
目次
引っ越しで地震の津波が怖い!
津波は個人的に4ステップで対応しました。
1Stap:『Flood Maps』 NASA提供の標高データを用いて海抜をシミュレート
まずはNASA提供の標高データを用いて海抜をシミュレートしました。海からの高さがわかる便利なサイトです。
はてぶに下記のコメントにあったため、このあたりは留意した方がよさそうです。
海面上昇をシミュレート。標高のみを基準としている点には注意。
海溢の場合、遡上高は海抜よりも数倍に跳ね上がるらしいので要注意っすわ http://blog-imgs-47-origin.fc2.com/w/o/r/workingnews/11293256.png
2Stap:市町村の津波のハザートマップを確認、これってどういう根拠なの?
次に市町村のハザートマップを確認しました。
ぐぐるときは
○○市 津波 ハザードマップ
などでよいでしょう。
引っ越す市町村、また遊びにいくだろう隣の市町村の津波のハザードマップを確認したところ、NASA提供の標高データとだいたいあっています。
ただ市町村のハザードマップは単にpdfが置いてあるだけで、いまいちどのようなエビデンスに基づき、どのような根拠でこのハザードマップを作成してのか裏付けなどが公開されていません。
これどういう想定で決めたの?みたいな基本的な疑問が。。
これ以上は絶対にこないの?みたいな疑問が。
隣の市町村のハザードマップを確認すると、市町村ごとに同じ基準でやっているのかもはてな?
市町村のサイトはこのような疑問を解決してくれません。
関連記事も内部リンクしていないし、ユーザービデイリィも悪い。。隣の市町村のハザードマップにもリンクをはるぐらいの工夫もあってもよさそうなのに。
このようなお役人仕事はあまり好きではありません。。
3Stap:心配性な人は津波をもる
お役人仕事は完璧だ、と思っている人はハザートマップだけ見ればいいのかもしれません。
ただ、個人的には想定内におさまるという言葉は好きじゃないので、想定外を想定して自分なりに津波の高さを盛りました。
どのぐらいもるかは心配度にあわせてもるとよいでしょう。
その際、Flood Mapsは大活躍しますね。ちなみに、60mにすると関東はかなり大変なことになります。。
ぱっとみ、立川や八王子などの西東京、神奈川の相模原、千葉の南(千葉県は島になってしまいますが)は、津波には強いですね。
東京都内だけでみると、江戸川区や江東区より新宿区や豊島区ですね。
あくまで標高マップで見ただけの話です。真面目な市町村は、きちんと対策もしているはず。そちらを信じてみるのもよいでしょう。
生活しやすい環境など他にも引っ越しする際にさまざまな要因があるので、どこで線を引くかは個人の判断や責任でしょう。
4Stap:引越し前に歴史を見る! 地震の際に関東の東京湾は津波がこない!?
歴史を見ながら、どのぐらい盛るかを考えるのもよいでしょう。
今回、東京湾に面した市町村に引っ越しました。つまり、神奈川県、東京都内、千葉県のいずれかです。
川は津波がのぼってくると嫌なので、その付近は避けました。
東京だと荒川・隅田川付近は話題にのぼりますね。
津波は高くならない記事もあってほっと一息。ちょと安心しました。
しかし、この安心が油断大敵になるかもしれませんので、やはりかなりもってみるのもいいでしょう。
また、東京湾ではない、江ノ島や鎌倉、千葉県の東海岸などはまた津波の高さが変わりますかね。
時期により想定が違います。情報が流動しているため、つまるところ盛った方がいいということになります。今の情報も10年後、100年後には違います。遠くの目線を見ることが大事ですね。
新聞社のまとめサイトなんかも参考になるでしょう:http://www.imart.co.jp/oojisin-kanousei.-old4.26.html
また言っている人によって、ぜんぜん違うじゃんなんてこともよくあることです。ひとつの情報だけではなく、多次元的な情報収集が必要になります。
海にも遊びにいきますし、わからないところはありますけど、やはりリスクは事前に回避しておくのが基本でしょう。住居はいる時間が長いですからね。
津波対策のあとはお家の耐震等級
津波対策だけしても片手落ちなどは言うまでもないでしょう。次にお家の耐震等級です。詳しくはこちらの記事にまとめました。
地震といえば、津波、お家の倒壊、家事などいろいろと考えなければなりません。
引っ越しで地震が怖い!築年数と耐震の関係はどうなのよ?『木造』、『鉄骨』、『軽量鉄骨』、『鉄筋』はどれがいいのよ?
お家の素材は、木造、鉄骨造(S造)、鉄筋コンクリート造(SR造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)があるようですね。
耐震性
10個ぐらいサイトをみたところ、以下のような理解になりました。
耐震性
木造 < 軽量鉄骨 < 重量鉄骨造/RC造
地震のとき、火事も起こります。
耐火性
鉄骨 < 木造 < RC造
不動産を探すとき、賃貸の場合は、木造や鉄骨が多いですね。ただ、壁などの材質もあるため、一概に言えないそうです。
ツーバイフォー工法(2×4工法)は耐震と耐火ともにいいみたうですね。詳しくはこちらの記事をみてください。
参考サイト
築年数
むしろ大事なのは築年数。
1981年6月以降の新耐震基準(耐震等級1以上)
2000年の木造建築の基準変更。
2011年の地震でダメージを受けている可能性もないとは言えないため、2011年以降の物件で念のため探しました。
まあ、地震のことだけじゃなく、綺麗な部屋、追い炊き機能やセキュリティなどの設備がいいのもあるんですけどね。2Fの物件の場合、お家の中に階段があるのもおしゃれです。
地震のとき1fと2fのどっちが安全?
地震の被災者の体験談や専門家の記事を見たところ、やはり1Fより2Fみたいですね。
引越しは家具系の地震対策のチャンス!
引越しは一通り家具を見直すため、地震対策のチャンスと言えます。
寝る場所の近くに窓ガラス、本棚がないか。
本棚をなくす、最も簡単な手段はすべて電子書籍化することです。この方法を使えば本棚に潰されることはありません。紙の本はすべて売りさばいて電子書籍で買い直します。電子書籍化されていない本も自炊という方法があります。
詳しくはこちらの記事にまとめました。実はうちのサイトは電子書籍をかなり専門的にやっているサイトです。
本棚がタブレットになれば、下敷きになることはありません。うっかりとタブレットを踏みつけたならありそうですが。。
電子書籍化しない本は、備え付けの本棚、最悪、小型の本棚を利用することです。
本棚はなくすことは余裕かもですが、冷蔵庫はやもえないですね。。倒れたときの向きを考えましょう。横型冷蔵庫なんていうのもあってもよさそうですけど。
- やむえず家具を置くときは固定します。
- テーブルやイスだけならいいかも。
- 地震対策グッズを導入する。
- 食器が飛び出さないようにする。
東京消防庁のサイトはなかなか参考になりました。東京消防庁はなかなかいい仕事をしていますね。
家具類の転倒・落下・移動防止対策 ハンドブック ― 室 内 の 地 震 対 策 ―
ただ、電子書籍化のアイデアは書いていませんので、是非盛り込んでくれるといいかも。
地震前に蟻は引っ越しをする?
アリは地震の前に引越をすることがあるそう。実際に見たことはありませんが豆知識ですね。。
ゆれくるやスマホの引っ越しの地震速報は再設定は不要?
位置情報を利用しているため、再設定は不要なはず。
地震の際、持ち家より賃貸や借家の方が引っ越しやすい?
地震の際賃貸や借家は引っ越しやすいですね。持ち家は移動しにくいですね。レンタルでいいのではないでしょうか。持ち家のメリットはいまいちよくわかりません。。よく社長はホテルに住んでいるといいますし。
アパート・マンションで耐震基準がいい建物はどれ?
基本的な耐震基準は満たしている物件は当然として、耐震等級は1〜3まであります。ほとんどの物件は1ですから、2や3のお家を探すのがいいのではないでしょうか。その他、工法によっても耐震は変わるようです。詳しくはこちらの記事にまとめました。
台風用の水位マップ
日本は台風も多いです。Yahooやウェザーニュースが水位マップをだしていますね。
ウェザーニュースは綺麗だけどちょっと使いにくいかもで、ヤフーの方が見やすそう。
かなりざっくりとした記事ではありますが、引っ越しする際にお家探しをした実体験に基づいて書いてみました。ご参考程度に。
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