ePubのビューアー、文法チェックツール。変換ツールなどもろもろツールの覚書です。
目次
VsCodeのePUBのReaderのおすすめ
こちらを入れて使っています。ちょっと見るのには便利です。
Google Chromeの拡張もありますが、こちらの方がイメージしやすかったです。
iPadなどに送る前にエラーが見えることがあるため便利です。ただ、バグを追うことは難しいのでビューアーとして使うことが基本になります。
ePUBのエラーを解決する方法
iPadのapplebooksで閲覧すると、次のエラーがでていました。ePUBビューアーではエラーが解決できません。
This page contains the following errors:
error on line 597 at column 76: Opening and ending tag mismatch: span line 597 and p
Below is a rendering of the page up to the first error.
上記のエラーだけだと、ePUBファイルになったとき、どのファイルのどの行数なのかわかりません。markdownで書いていますが、markdownの行数とは違うのです。
たぶんエラーとしては/の付け忘れみたいな凡ミスですけど、ePUBファイルからエラーを追う方法を考えます。
ePUBの文法チェックツール比較
epubのチェックツールをいくつか見つけました。
EPUBCheck
アドレスがGoogleですが、downloadsをクリックすると、最終更新日が古いです。
githubでも似たようなものが公開されてました。
オープンソースのEPUBバリデータであるepubcheck。
https://qiita.com/takahashim/items/99919a84586ced61303a
その開発は以前のGoogle Codeからgithubに移行し、現在も活発に行われています。
Qittaをみたところ、どうやらこの2つは一緒のようです。
EPUB-checker(Windows、Mac)
ドイツ語ですね。Windows、Mac、Linux版がでています。
GUIツールのようで容易に使えますがJavaのインストールが必要です。Javaのインストールはこちらです。
jre-8u351-windows-x64をダウンロードしてインストールしました。
pagina EPUB-Checkerhttps://t.co/SzgsxAItnJ
— 野浦湘 (@nora33371216) January 12, 2020
epub作成するならEPUBCheckの導入は必須とさえ私は思っているのですが、コマンドラインツールなのでとっつきにくいのが難点でして。
でもこのpagina EPUB-Checkerだと簡単にチェックできて良いと思います。Java導入は必須ですが。
少し迷いましたが、EPUB-checkerを使いました。使い方はドラック&ドロップするだけです。
エラーの箇所が見つかったら、ePUBを解凍してxhtmlファイルをVsCodeで開けば原因がわかります。
ただ、ちょっと面倒なのでコンバーターをかける前にVsCodeでエラーを取れる仕組みを作ることが基本になりますかね。最終チェック用でしょうか。
市販されているePUBをいれても結構エラーがでるので、どこまで調整するのかという落とし込みどころは考える必要があるかもしれません。
ePUBの中身を確認する
- .epubファイルをZipファイルに拡張子を変える。.epubは基本zipらしいです。
- そのzipを解凍する
- CSSやxhtmlなど中身が確認できます。
VsCodeでePUB変換ツール/ソフトウェアのおすすめ
pandocを使っています。VsCode上からコマンドを毎回たたくのは面倒なのでバッチファイルなどにしておくとよいです。おすすめです。
ePUB変換前に便利なVsCodeの執筆ツール
markdownlintの設定・サンプル
インストールするとmarkdownファイルにエラーがでます。
一部の機能を無効にすることもできます。
ルールの詳細はこちらです。
日本語訳もありました。.markdownlint.jsonファイルを生成します。
サンプルです。電子書籍やePUB用の設定のため、h1の複数なども許可しています。ePUBの場合、目次がh1複数あったほうが見栄えがいいんですよね。
{
// MD012 : 連続する空行を最大3つまでにする
"no-multiple-blanks": {
"maximum": 3
},
"line-length": false, // MD013 : 1行の長さを制御しない
"single-h1": false, // MD025 : h1ファイルは1つ以上を許可
// MD026 : 見出しの文末に記載を禁止する記号
"no-trailing-punctuation": {
"punctuation": ".,:、。"
},
"no-inline-html": false, // MD033 : HTMLの記述を許可
"no-alt-text": false // MD045 : 画像にAltを書かなくてもよい
}
.markdownlint.jsoncを使うとコメントがかけます。cをつけます。普通に拡張子を変えればいいだけです。
VsCodeのOUTPUTのタブにエラーがでました。
Error: Unable to parse 'c:/省略/.markdownlint.jsonc'; Parser 0: Unexpected end of JSON input
at c:\Users\xxx\.vscode\extensions\davidanson.vscode-markdownlint-0.51.0\bundle.js:37:110901
再起動でなおりました。
マイクロソフト開発なので、VsCodeで使うなら大丈夫です。
jsoncとは、コメント付きの JSON のスキャナーとパーサーです。ほかにYAMLやJSON5でもコメントがかけますが、MSのjsoncにしました。
CSV to Markdown Table Converter
markdownでテーブルを書くのは面倒です。excelやlibreofficeのcalcで書いて変換します。
【解決済】Apple booksでePUBの目次が反映されない問題
Pandocで書き出したePUBを、Dropbox経由でApple Booksにエクスポートしても、メニューの目次が反映されない理由がわかりました。バグというか、目次のキャッシュが原因です。
アプリを削除して再ダウンロードするか、Pandocで書き出した時点で、ePUBのファイル名を変更するかで反映されます。
そもそもこの問題はApple booksがiCloudと同期していないことが問題のようです。iCloudの同期がうまくいっていなかったようで再ダウンロードで改善されました。
iCloudと同期すると、Apple Booksの本を削除する際に、「すべての場所で削除」というメニューがでます。これで本を削除するとおそらくキャッシュが削除されて反映されるようです。
ご参考になれば幸いです。
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