もともとmarkdownはVS Code派だったのですが、ちょっとやりにくいことがあって一般向けのmarkdownソフトを導入してみました。
(追記)typoraを使っていたのですが、エクスポートされるデータに不満があり、やっぱVS Codeのpandocに移行しました。
目次
typoraは有料化!ベーター版は終了
ベーター版は無料で使えるような情報もあったのですが、もはや終わりの流れのようですね。
Typora買おうかずっと悩んでる(自分のPCにBetaが入っているが、ライセンス買ってねのポップアップが出るようになってきて悲しくなった)
— きょ (@Kyo_s_s) August 15, 2022
typoraのbeta版がついに使えなくなってしまったのでmdエディタを探しております
— 雪風.過年次履修() (@kagero8th) August 5, 2022
今はvimで書いてるけど
それはそうとtyporaのbeta版がついに使えなくなってしまってvim+pandocでレポート書く人になっちゃった
— いずりな (@izrn_yukikaze) July 17, 2022
まあ幸い、サブスクリプションではなく買い切りの安いソフトです。値段も安いため体験版利用ののち、よければ購入でもよい気がします。
History Releasesを確認しても1.0未満はないようです。
typoraのダウンロード(Mac.Windows.Linux)
公式サイトのトップページから15日試用版をダウンロードしました。試用版は公式サイトのトップページからダウンロードできます。
typora-setup-x64.exeをダウンロードしました。
Mac.Windows.Linux版があります。
typoraのインストール
install for all users(recommended) > インストール先を選択してnext >デスクトップにショートカットを作るか選択してnext > Install > Finish
そのまま起動すると日本語化されていました。
次へ > 次へ > 15日間のトライアルをはじめる
Typoraは上海のAbner Leeさんが2014年から開発しているエディタのようです。
typoraのデメリットとメリット
typoraのデメリット
有料なのは個人的に買い切りなら特に問題ありません。安いです。あと、海外系のサービスって、今後、機能追加で高くなる可能性もよくあるパターンなので、早めに買っておこうかと。
- エクスポートしたとき、HtmlとCSSが別個にならない。→まあいいかと諦める、それほど重要じゃないかも。
- Htmlの書き出しは目次をつけることができるが、モバイルにするとなぜか消える。。
- 1番残念だったのは、gitbookみたく複数のmdにエクスポートに対応しているが望ましかったのですが、ありませんでした。何とかしてほしいですね。。→個別に
typoraのメリット
- 直感的だけど使いやすい。まあまあ軽いのかな
- CSSの割り当てがわかりやすい。
- エクスポートもそこそこ充実していいる(Html、PDF、ePUB。WordPressの運営にも使っている人がいた)
- Htmlの書き出しはサイドバーに目次が表示できる
- Htmlを書き出す際に、headerとbodyにコードを挿入できるのは大きい。カスタムCSSやJavaScriptが追加可
- 吐き出されたソースコードがそこそこわかりやすい。エクスポートのコードが綺麗だと加工しやすいです
ほかにもmarkdownとプレビューが真っ二つに別れないからいいという人もいましたね。リアルタイムに変わります。
とくにカスタムCSSやJavaScriptが追加できるのが決め手になりました、他のソフトはできないものが多いです。エクスポートした後に自分でhtmlファイルを開いていれればいいのですけど、毎回やるのはなかなかありえません。。ePUBの変換にはpandocを使っているようです。
typoraのプロモーションコード/クーポン
typoraというかtyporaがPayPalの支払いに対応しており、PayPalが1000円オフクーポンを配っている場合があります。PayPalを持っている人はPayPalで支払うといいことがあるかもですよ。
15ドルぐらいなので半額以下ですよね(為替によりますけど)
paypalから1000円クーポン来てたからtypora買っちゃった
— ろりば (@Lolitta_river) February 26, 2022
paypalの1000円クーポン、いつも使えるか使えないのか基準がわかんなくて使えない前提で買い物するんだけどようやくわかった。「為替を含む購入には適用されない」だそうだ。つまり、日本円で購入できるストア限定のクーポンなんだな
— TomoyaOdaka (@Tom884oda) August 30, 2022
PayPalのお誕生日クーポン(1000円分)が8/31までだったから、Qoo10で使おーって思って利用条件見たら、最低額の決まりとかないの!!やばくない??
— 🎀🐰 𝓂𝒶𝓃𝒶..💄🌸 (@mana_melolo) August 30, 2022
欲しいもの特に無くて気になってたマスク買ったんだけど、800円くらいのお買い物だったのが全額特典利用できちゃってタダ!!!( °ω° )何事!!
PayPalで1000円分のクーポンもらったけど使い道がなくて困ってるって人はsteamウォレットに換えておこう
— 温泉ひよこ (@ONSENHIYOKO) August 29, 2022
typoraの使い方
基本的なmarkdownかきませんが、基本的な操作は迷いませんね。ポイントだけかきます。
サイドバーの表示
表示 > アウトライン
見出しだけではなくファイル構造もわかるため便利です。
カスタムCSS
ファイル > 設定 > 表示 > テーマフォルダを開く
次のフォルダが開く
AppData\Roaming\Typora\themes
CSSの優先度は以下のとおり。
1.Typora の基本的なスタイル
2.現在のテーマの CSS ファイル
3.テーマフォルダ内の
base.user.css
ファイル4.テーマフォルダ内の
https://support.typora.io/ja/Add-Custom-CSS/{current-theme}.user.css
ファイル
「Night」のテーマにした場合、カスタマイズはbase.user.css、night.user.css。base.user.cssなどは新規作成すればOKです。
エクスポートした場合、スタイルはhtmlファイルに書き込まれてます。新規のclassは外部ファイルにもできますが、上書きするCSSはこちらで指定した方がよさそうです。すべて外部にすると、外部にしたCSSは!importantをつけないと上書きできないようです。
なんか知らないけど外部ファイルの読み込む順番が1番最初になっているから外部ファイルが上書きされるんですよね。。エクスポートしたあと、CSSを最後に読み込むように書き換えてあげた方が早いかも。
エクスポート
ファイル > エクスポート > export setting > エクスポート
Includ Outline Sidebar:Htmlで目次を付ける場合はチェックします。
mdの複数一括書き出しには対応していないため1つずつエクスポートします。複数のmdで本を作りたい場合は、リンクでつなぐことはもちろんできます。
typoraのバグ
pタグやdivタグでhtmlで直書きすると、コードブロックになってしまうようです。ただし、htmlなどで書き出すと問題ない。表示のみのバグでしょうか。あまり気にしなくていいかもです。
他にもバグがありました。jlarmstrongivさんの方法で回避できました。
代替となるmarkdownエディタでおすすめは?
検討したソフトを並べてみます。markdownエディタは本当に数が多いのですね。
個人的には次のような条件で探していますので、他の用途の人はあうかもしれません。
- UIが使いやすい(エクスポートされたHtmlやePUBのソースコードもそこそこよさそうを含む)
- Html、ePUBのエクスポート。PDFもよいならそれにこしたことない
- Htmlの書き出しはサイドバーに目次が表示できる
- オリジナルのJavaScriptとCSSの割り当て
- 商用利用可で無料か買い切り(買い切りならそこそこだしてもよい。サブスクはすごく気に入れば)
- クラウドやweb版よりローカル管理しやすいソフトウェア版(ローカルでもどのみちDropboxで同期しているので)
iA Writer
使ってみました。
iA Writerは買い切りのようです。特にWindowsとAndroid版は安いです。
インストールしてみました。
next > all userでnext > ライセンスに同意してnext > ファイルに紐づけを指定して next > インストール先を指定して next > ショートカットを指定してnext > Install
- わりとシンプル
- テンプレートはインストールすればいい
- エクスポートも設定項目がない
- 複数のmdは無理
- 文字を選択していわゆるアウトライナー的な入れ替えができる。
個人的に複数のmdをまとめて書き出しする機能があれば、使おうと検討しましたが、なかったです。。全体的にtyporaの方がとっつきやすかったやめに。
MarkText
フリーで評判がよさそうだったので使ってみました。無料です。
エクスポート機能が充実しておらず個人的にあいませんでした。typoraの方がいいです。
Obsidian
Obsidianは商用ライセンス有料で年間50ドルほどサブスクリプションですね。そこが平気な方はどうでしょう。typoraの方が安いです。
Obsidianの業務利用は商用ライセンスが必要だから会社では勧めにくい。https://t.co/u6TN7n7Jcj
— 🍊🍀💉💉💉 (@orange_clover) May 6, 2022
ビジネスでの利用には、会議メモの作成やチームプロジェクトの管理、組織wikiの構成等の業務関連のあらゆる活動と、ノートテイキング、ドキュメント管理、ナレッジマネジメント等の活動も同様に含む。
Ulysses
Ulyssesも有料でサブスクリプション(¥5,400/年)です。あと、Macしか使えないようです。typoraの方が安いです。
Inkdrop
日本人の個人開発者さんが作っているのですね。
見た感じはよさそうです。ただ、個人的にmarkdownエディタとしてならVS Codeでいい派なのでエクスポートが充実していることが大事です。
htmlの書き出しはあるようなのですが、ePUBなどは予定がないようです。月額サブスクリプションです。
Q.Export to .docx, .rtf, .mobi, .epub
A.No. Please export notes as HTML and convert it to a format you need.
https://forum.inkdrop.app/t/inkdrop-for-novelist/837
boostnote
こちらも有料サブスクリプション値上げでePUBのエクスポートがなさそうです。
Joplin
めも管理でクラウド系のようです。電子書籍の利用を考えたとき毛色が違うかもです。昔からあるものだとevernote、有料サブスクリプションのnotionと比較されることが多いようです。無料で使えます。Windows、Mac、Linux、iPhone、Android に対応しています。
使ってみましたが個人的にエクスポートされたソースコードがちょっと微妙だったんので見送りました。
Dropbox対応markdownが開けるiosテキストエディタ
出先からちょっとmarkdownをiPhoneで開いて
原稿を確認したり編集したり保存したりするのに便利です。
- Dropbox対応
- プレビューモードはない(期待しない)
- エクスポートもない
WrixとLiquid logicでできることを確認しました。現在はLiquid logicを使っています。
参考になれば幸いです。
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