アプリ開発用のメール配信サービスを検討してみました。
目次
【比較】SendGrid,Amazon SES,Mailgun,Sendinblue,Mailjet,Postmark【違い】
項目 | SendGrid | Amazon SES | Mailgun | Brevo (旧Sendinblue) | Mailjet | Postmark | Resend |
---|---|---|---|---|---|---|---|
無料枠の制限 | 直で1日100通 構造計画研究所経由で月間12,000通 さくらのVPS経由で25000通 | 初めの12ヶ月間、月間3,000通* | 月間5,000通(終了?) 期間限定 | 日間300通 | 日間200通 | なし | 月間3,000通、日間100通 |
有料プラン開始価格 | $14.95/月 | 使用量に応じた料金 コスパは安い | $35/月 | ¥2615 /month | $15/月 | $10/月 | $20/月 (月間50,000通) |
API対応 | はい | はい | はい | はい | はい | はい | はい |
特徴 | メール分析、キャンペーン note,zenn,mentaなどで使われている | 高い配信率、スケーラブル | メール検証、受信ルーティング | SMS、CRM | A/Bテスト、メールセグメンテーション | 高速配信、ウェブフック | メール開封通知、テンプレート作成、DNSレコード検証 |
メール開封追跡 | はい | はい | はい | はい | はい | はい | はい |
未配信メールに対する自動解除 | はい | 要実装 | はい | はい | はい | はい | はい |
ストーリー・ステップメール | はい | – | はい | はい | はい | – | ? |
ターゲット限定配信 | はい | はい | はい | はい | はい | はい | ? |
*Amazon SESの無料枠は、利用開始後最初の12ヶ月間に限ります。
仕様は変更になる可能性があるため最終的には公式サイトでご確認ください。
CGIのサーバーに設置する買い切りタイプのメルマガ配信システムがありましたけど、今の主流はクラウドメールです。昔のメルマガ配信システムは1回だけ買ったことがあるのですけど、APIで操作できません。API対応していないとトランザクションなことができません。
トランザクションメールはいわゆるトリガーメールで何らかの条件によって自動送信されるメールを指します。登録完了や購入完了メールです。それに対して、プロモーションメールがあります。こちらはうざいだけなので個人的にはいらない気がしています…。
SendGridとAmazon SESを比較
Amazon SESというものがありましたが、最近改悪されたようです。
#AWS #SES の無料枠が8月から大幅減
— Katz Ueno 🇯🇵 (@katzueno) June 27, 2023
ずっと、月62,000通まで無料だったのが、1年間限定で 3,000 通まで。
受信と送信は別カウントだったけれど、1年すぎたら無料枠がなくなるって
既存アカウントの無料枠スタートは 2024/8 から pic.twitter.com/ew6buOfhdx
1年間限定というのは大変厳しいです。
ただし、有料前提ならコスパはSendGridより、よいです。
弱点もあるよう。
sendgridは審査が厳しい、amazon sesは不達メールアドレス対応が面倒くさい、個人開発のサービスで使うちょうどいいメール送信サービスってなんかあるかな・・
— algovitae / つよいエンジニアへの道 (@algovitae) June 19, 2022
Mailgunの改悪
仕方ないかもですけど、改悪されたようです。
Mailgun をセットアップしようとしたら、無料プランは3か月しか使えないらしく諦めた
— heartfield (@heartfield) December 10, 2023
Mastodon/Misskeyの自鯖を立てたいけどメールサーバーどうしようって困ってるならDocker Mailserver使うといいよ
— TwiττerJP (@TWlTTER___JP) July 28, 2023
メモリ2GB(+スワップ2GB)の貧弱VPSでもMisskeyとメールサーバー両方問題なく動いてるhttps://t.co/c6zXN7xivl
たしかにVPSという選択肢はあります。借りているので、それでやる手もありますね。
さくらVPSでSendGridが25000通まで無料!
さらに構造計画研究所とさくらインターネットが手を組んでいるようです。さくらVPSでSendGridは25000通まで無料です。
米国SendGrid社が開発し、株式会社構造計画研究所が提供するメール配信サービス「SendGrid」は、短時間に大量のメールを処理できるシステムと、送信ドメイン認証や不達メールの自動処理などの「確実にメールを届けるための機能」を搭載しています。
さくらのVPS では、このSendGridを「さくらのユーザー向け特別プラン」として無償で提供します。
さくらのユーザー向け特別プランは、SendGridのFreeプランの通数上限が、12,000通/月のところ倍以上の25,000通/月までに増加したものです。
https://manual.sakura.ad.jp/vps/server/etc/sendgrid.html
さくらのVPSのコンパネ経由でsendgridを申し込むと
— 創:起業+IT+マーケ系-AWS,VPS等インフラ/SEO/プログラミング/ワーケーション話 (@hikarine3) April 13, 2022
月の無料送信可能数が12000から25000通に上がる
尚sendgridはbounce(=不達)メールに
次回から送らない機能が自動で組み込まれてるが
AWS SESはその機能は自分で実装必要で
きちんと対応しないでbounce率高まると
簡単にアカウント止められる為注意 pic.twitter.com/GEa1ylbolq
さくらのVPSにSendGridが25,000通分も無償で使えるプランがあるではないか。kintoneとの連携を検討しよう
— 加藤 聡 (@katosatoshi) November 29, 2018
さくらVPSは他にもバックアンドの実装などに使い道になるかもしれませんから候補になりますかね。
通常のさくらインターネットのレンタルサーバーやxserverやシンVPSなど他のVPSサービスはこのサービスはないようです。
SendGrid(構造計画研究所),Amazon SES,Mailgun,Sendinblue,Mailjet,Postmarkのどれにするか!?
とりあえず、3択まで絞り込みました。
構造計画研究所経由で個人利用できないことが発覚しました。
- さくらVPS経由で25000通のSendGrid(ただ、構造計画研究所の審査が入ると書いてあるから、個人事業主は不明だけど合同会社や株式会社でないとたぶんダメ!)
- Amazon SES
- Docker MailserverでVPSサーバー
Mastodon/Misskeyの自鯖を立てたいけどメールサーバーどうしようって困ってるならDocker Mailserver使うといいよ
— TwiττerJP (@TWlTTER___JP) July 28, 2023
メモリ2GB(+スワップ2GB)の貧弱VPSでもMisskeyとメールサーバー両方問題なく動いてるhttps://t.co/c6zXN7xivl
たしかにVPSという選択肢はあります。借りているので、それでやる手もありますね。
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