クリスタの使い方をメモ書きでつらつらとまとめていきます。Photoshopを10年以上使ったのち、現在、CLIP STUDIO PAINT EXも併用しています。Photoshopと違って若干直感的に使いにくいところもあってめもしています。
クリスタはパルミーの動画教材で簡単に使えるようになります。
目次
- 1 【クリスタ】clip studio paint ex(pro)のベクターレイヤーなど使い方
- 2 クリスタ(clip studio paint)のレイヤー検索は使えない。。
- 3 クリスタ(clip studio paint)クリスタのアップデートの方法は上書きするだけ
- 4 クリスタ(clip studio paint)のフォルダ名をコピーの際にレイヤー名に「…のコピー」をつけない
- 5 クリスタでパース定規のスナップの切り替え(スナップさせない)
- 6 クリスタ(clip studio paint)でRGBプロファイル
- 7 クリスタ(clip studio paint)の描き味をSAIに近づける方法
- 8 クリスタのレイヤーウィンドウで描画されたところのみをサムネイルで表示する
- 9 クリスタ(clip studio paint)は「サブツール」から「ツール」に昇格できる
- 10 クリスタ(clip studio paint)のショートカットキーを長押ししてツールを一時的に切り替え
- 11 クリスタ(clip studio paint)のツールとサブツールの移動
- 12 クリスタでモノクロからカラーに変換、カラーからモノクロに変換
- 13 クリスタの拡張子、lipとclipの違い
- 14 クリスタのワークスペースをコピー・複製
- 15 クリスタ(clip studio paint)の図形ツール
- 16 クリスタ(clip studio paint)の特殊定規の使い方
- 17 クリスタ(clip studio paint)の漫画の描き方
【クリスタ】clip studio paint ex(pro)のベクターレイヤーなど使い方
線画をベクターにする
ベクターレイヤーを作成すればOKです。レイヤーパレットの左から2番目です。
ベクターは拡大縮小に劣化がなく、主にイラストの線画に使われます。Flashの線画みたいなものです。ただ、ベクター用の消しゴムがありますね。公式に詳しく解説してありました。
ラスターからベクターに変換
レイヤーを右クリック > レイヤー変換 > 種類を「ベクターレイヤー」 > OK!
変換する際に補正値をいじりたい場合は、種類を「ベクターレイヤー」にしたのち、OKにします。
ベクター設定 > 補正値
1にすると補正値は小さく、数を大きくすると補正値は大きいです。個人的には1〜10の間で調整することが多いです。補正値は0にはできません。つまり、微妙に変わってしまうということです。
ベクターレイヤーのマスクで一部描画を隠す
マスクを作成したのち、消しゴムツールを使います。
photoshopに慣れているとペンツールを使っていまいますが、消しゴムツールでないとダメのようです。
クリスタ(clip studio paint)でベクターの線画を一括選択して選択範囲を拡大する
文字のまわりを塗りつぶす場合なんかによくやる流れですね。
- レイヤーパレットを選択 > control + そのレイヤーをクリック
- 選択範囲 > 選択範囲を拡張
線の太さを変える
クリスタはラスターもベクターも線幅を修正できます。
ベクターの線幅を修正する場合は、下記のとおりです。
線修正ツール(場所は下の方です。テキストの下で色変えの上) > サブツールの線幅修正 > ツールプロパティで大抵の場合、線幅を太らさせる
線幅を変更したい箇所をなぞる。このなぞるが気付かない場合もあるのですよね。。
クリスタでベクターのゴミ取りは線修正ではめんどいけど、よい方法を見つけた
消しごむで消しても制御点のかたまりみたいなものが残っているときがあります。単純化して制御点を削るのは時間がかかるので、微調整にはよくても論外。
そこでオブジェクトツールを使います。
オブジェクトツール > キャンバスで選択 >右クリック > 消去
選択範囲ツールを使っても消えるぽいです。
これでも若干面倒なので、もっといい方法があればいいのですけど…。と探したらありました。
オブジェクトツール > ツールプロパティの[透明箇所の操作] > ドラックで複数選択
これでオブジェクトツールをドラックすると、すべてのベクター線が拾えます。必要なものだけ選択して右クリックから消去すればOKです。
ベクター線つなぎでどこかの線がきれる
[ベクター線つなぎ]で線をつなぐと、どこかがきれるのは、経験上、ゴミの線がそこにあることがほとんどですね。その線を排除すれば、うまくいく気がします。
ベクター線単純化すると角張る!制御点を黄色から黄緑に変える
黄色の線は直線的で、ゆるやかな曲線になりません。以下で黄緑になります。
ツールプロパティ > 角の切り替え > 制御点をクリック
ベクター線の制御点をまとめて調整する(表示できない場合は?)
オブジェクトツールで選択するのですが、
ツールプロパティの変形方法が[制御点と拡縮回転]
になっていないと制御点や、曲線や連続曲線で描いた場合、ハンドルが表示されないようです。
また、EXしか対応していないようです。
ベクター線(オブジェクト)の一部を左右反転させる
編集 > 変形 > 左右反転
なのですけど、そのレイヤーにあるオブジェクトすべてが反転するため、一部の場合は選択範囲をとったのち操作します。
- [選択範囲]ツール > 投げ縄ツールなどで囲む
- 編集 > 変形 > 左右反転
クリスタ(clip studio paint)のレイヤー検索は使えない。。
クリスタにレイヤー検索機能があるみたいなので、試してみたのですが実用的ではありませんでした。キーワードを入れてジャンプするみたいなものをイメージしていたのですが。。違いました。
ウィンドウ > レイヤー検索
クリスタ(clip studio paint)クリスタのアップデートの方法は上書きするだけ
基本的に上書きするだけみたいです。ソフトからダウンロードできないのが不便ですが。
ファイルをダウンロードして実行ファイルを叩くだけです。

クリスタ(clip studio paint)のフォルダ名をコピーの際にレイヤー名に「…のコピー」をつけない
フィルダをコピペして複製した際、ペーストしたフォルダ内の全レイヤに「…のコピー」という名称がつきます。細かいことですが、これはうざったいです。。
改善方法は次のとおりです。
ファイル > 環境設定 > レイヤー・コマ > 複製時のレイヤー名 変更しない
クリスタでパース定規のスナップの切り替え(スナップさせない)
以下でオンオフを切り替えられるようです。
表示 > 特殊定規のスナップ
クリスタ(clip studio paint)でRGBプロファイル
フォトショ使いなのでクリスタとカラーの互換をどうするのかが気になりました。
RGBプロファイルの設定は以下のとおりです。
ファイル > 環境設定 > カラー変換 > RGBプロファイル
たぶんAdobe RGBなんだと直感的に理解しましたが、裏をとりました。
カラープロファイルについてですが、Macユーザーに限ってはappleRGBまたはAdobe RGBがお勧めです。このプロファイルは本来モニタの表示のためのものではなく、ファイルを別アプリケーションとやりとりする際に保持されるべき色情報を決めるものですので→
— 十五夜@筋肉はいいぞ (@s158) 2016年7月31日
なるほど、わかりやすいです。
例えば、クリスタからRGBのままPhotoshop形式で描き出し、photoshopで加工等されてからCMYKに変換する、という作業をされる方は、クリスタ・フォトショ両方でadobeRGBを選んでおく事で劣化の少ないネイティブな色情報を保てます
— 十五夜@筋肉はいいぞ (@s158) 2016年7月31日
Apple RGBはどうなんでしょう。MacとWinの両使いなので、Adobe RGBで統一しておきます。
ちなみに、sRGBは色の範囲が狭いです。
あぁ、完全にこれですね…!✧*。www
うちのもクリスタがsRGBで、フォトショがAdobeRGBでしたwww
Adobeの方がやっぱり鮮やかで綺麗だったので、Adobeに設定して作業してますゞ
ただ、sRGBで見るとガッカリ感もあるので諸刃の剣— セイネ@いたスト応援中ゞ (@seine_DQ) 2016年9月16日
クリスタ(clip studio paint)の描き味をSAIに近づける方法
ファイル > 環境設定 > カーソル > 反転カーソル > 遅延しない
この設定は結構体感的にかわりますね。筆が重くないというか、軽やかになった気がする。
クリスタとSAIの描き味の違いを解決する設定方法の発見に感謝の絵師クラスタたち「ずっと悩んでいたことが解決しました」 – Togetter
クリスタのレイヤーウィンドウで描画されたところのみをサムネイルで表示する
レイヤーウィンドウの話です。レイヤー名をしっかりとつけていれば、どちらでもいい気がするんですけど、サムネイルで判断するならサムネイルが大きく表示されていた方がいいですね。
レイヤーの左上にあるレイヤーメニュー(若干わかりにくいかも) > サムネイルの表示範囲 > レイヤーの範囲のみを表示
微改善です。
クリスタ(clip studio paint)は「サブツール」から「ツール」に昇格できる
「サブツール」から「ツール」に移動できるようですね。よく使うものは移動してもよいでしょう。方法はドラックアンドドロップです。
クリスタ(clip studio paint)のショートカットキーを長押ししてツールを一時的に切り替え
クリスタの『ショートカットキーを長押ししてツールを一時的に切り替え』はそのまんまですね。
ファイル > 環境設定 > カーソル > ツール > ショートカットキーを長押ししてツールを一時的に切り替え
通常、そのショートカットキーを押すと、切り替えが行われて元に戻ることはありません。
チェックが入っていると、キーを離した瞬間、元に戻ります。ブラシを使っていたとき、一時的に消しゴムを使いたいときに便利です。
クリスタ(clip studio paint)のツールとサブツールの移動
サブツールからツールに移動することはドラックアンドドロップで簡単にできますが、サブツールからツールに移動する方法はよくわからずぐぐりました。
方法はありましたけど、この方法はわかりにくいですね。しかもまとめて戻せません。
ツールパレット→サブツールへ戻す方法 | CLIP STUDIO PAINTの要望・不具合ボード | CLIP STUDIO
削除して『初期サブツールを追加』という方法がありますが、1つ1つであり、タブごと戻せないため結構不便です。
クリスタでモノクロからカラーに変換、カラーからモノクロに変換
クリスタの変換方法は2通りあります。
1つはレイヤー単位で変換する方法、もうひとつはデフォルト設定を変更する方法です。
まずはレイヤー単位で変換する方法ですが、まずウィンドウが表示されている否かを確認しましょう。
ウィンドウ > レイヤープロパティ
カラーなどがあるところにレイヤープロパティのウィンドウが追加されます。
モノクロ
グレー
カレー
から選択できます。選択するだけではプレビューが変わった状態です。カラーからモノクロ、モノクロからカラーを自由に行き来できます。
そのウィンドウにある[ プレビュー中の表示色を適用 ]をクリックすると確定します。こうすると、たとえばカラーからモノクロに変更して確定すると元に戻せません。
Ctrl+Zの取消は効きますから大丈夫ですが…。しかし、この方法は新規レイヤーを作成する際のデフォルトを変えることはできません。
レイヤーを作成するときのデフォルトを変更したい場合は
ページ管理 > ページ基本設定を変更
デフォルトをモノクロにしてもカラーレイヤーはレイヤー単位につくれるようです。
Photoshopよりモノクロからカラーの変換は柔軟です。
クリスタの拡張子、lipとclipの違い
もらったファイルがlipという拡張子で謎だったので、調べてみました。どうやら旧ファイル名ですね。
読み込みの高速化、容量の最適化を行うために、おそらく開発されたのでしょう。SSDを圧迫しないために、このファイルはすべて別名で保存しなければなりませんね。
27日リリースのクリスタv1.5.0で、lip→clipに保存し直すとファイルサイズが最大50%まで軽量化されるよってあったので自分の漫画ファイルで試したら仰せの通り格段にファイルサイズが落ちました。 pic.twitter.com/Nue7QPwYit
— まさぺこ (@masapeko33) 2015年10月28日
クリスタ1.5が来たので巨大漫画ファイルで検証してみた。A3サイズ(見開き)1200dpi、仕上げ済み158Pの作品ファイルを読み込むのにかかった時間
(旧)lip 1分42秒 ファイルサイズ15.6GB
(新)clip 23秒 ファイルサイズ5.7GB
うおおおおおwww— かぼす (@kabosu_x) 2015年10月28日
クリスタのワークスペースをコピー・複製
クリスタは常時ワークスペースが保存されているようです。以下のコマンドはコピーのようなものです。
ウィンドウ > ワークスペース > ワークスペースを登録
新しいワークスペースができます。あとは好きなようにウィンドウをいじるだけです。
同じところにある[ ワークスペースの管理 ]からワークスペースの名称などを変更できます。
クリスタ(clip studio paint)の図形ツール
正三角形の描き方
ツールパレット[図形] > サブツール > 多角形
ツールプロパティ > 図形 > 多角形の頂点数 3
レイヤーでシフトを押しながら描きます。ベクターレイヤーの方がおすすめです。
描いた図形の選択は次のとおりです。
ツールパレット > 操作(オブジェクトツール) > 選択
図形を選択したのち、線の太さはブラシサイズで後から変更できます。
ツールプロパティ > ブラシサイズ
図形ツールの塗りつぶし
塗りと線をわける場合は、最初ちょっと戸惑うかもしれません。
ツールパレット[塗りつぶし] > ツールプロパティ > [複数参照]にチェックをいれる
その横にある、[すべてのレイヤー]か、[参照レイヤー]を選びます。
[参照レイヤー]の場合、図形の線画に参照の指定が必要です。
レイヤーを右クリック > レイヤー設定 > 参照レイヤーに設定
レイヤーのアイコンが変わるはずです。この状態で塗りつぶすと各種設定の影響を受けます。何も設定しないと全面塗りつぶしになるだけです。
クリスタで別レイヤーのベクターオブジェクトと一緒に動かす(図形のグループ化)
できないようです。
でも、選択範囲で囲って動かせば同じようなことができます。
- 選択範囲で囲む
- 必要なレイヤーを選択
- 動かす
control + Tで変形もできます。
クリスタ(clip studio paint)の特殊定規の使い方
ツールパレットの[定規]アイコン > サブツールの[特殊定規] > ツールプロパティの[特殊定規] > セレクトボックスを選ぶ > キャンバスで描く
定規の種類はいろいろあるが、たとえば、虹を描くなら同心円が使えます。
クリスタ(clip studio paint)の定規を編集
オブジェクトツールで選択できるが、マークを選択する形なので、選べないと勘違いする人がいそう。
マークの意味は次のとおり。
○ ドラックすると回転、
□ ドラックするとサイズ変更。x軸、y軸などわかれている。
◇ 複数同じレイヤーに定規をひいたとき、切り替えが可能。
なお、定規を選んだ状態で描かない(デフォルトはブルーのライン)と、効かないです。
移動や編集(Ctrl+T)は普通に使えます。
クリスタ(clip studio paint)の漫画の描き方
漫画は別記事にまとめました。

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